2023年2月念願のタッチペンをゲットして間も無くコロナ罹患(軽症で自宅療養のみ)し、タッチペンで手書きする事を覚えたばかりに書いた独り言。
pixivスケッチで活動しようかと思ったけど画像容量の都合でやっぱりこちらへ。
神話っていろいろありますし、オリエントの神話はメジャーではない方に分類されます。
そんな中メソポタミア神話にハマってしまう個人的ポイントです。
日本でも「守護霊」って聞きますけど、古代メソポタミアでは「男子は生まれながら守護する神がついている」そうです。
オタク的に有名なのはギルガメッシュ王につくシャマシュ(ウトゥ)神、エンキドゥにつくエンリル神など。
高位神がつく彼らは激レアケースで、通常は日本でいう「仏様」みたいにご先祖さまや無名の神がつくそうです。生まれた時からパートナーがいるとか個人的には羨ましい設定です。
個人神は守護するヒトを良い方向に導いてくれたり、悪い事をした時に罰を下したり、高位の神へ謁見する時に仲介して貰ったりするそう。
ギルガメシュの物語ですと、フワワ(フンババ)との戦闘でサポートして貰ってますね。その後いろいろあって天牛を倒した後は真っ先に自分の個人神シャマシュに供物を捧げています。
フェイト界隈だと「友はエルキドゥただ1人」というあの王様にも、友以外に親しい存在がいたなんて驚き(失礼)
二次創作に個人神を出すと一気にキャラクターが増えるので大変なことになりますがとっても興味深い存在です。
その時代の最高神を崇めるのはもちろん、氏神さまみたいにその土地を守る都市神がいて国民(人間)は都市神の為に働く思想が面白いです。
神目線だと都市国家それぞれに担当がいるって話しですから、絶対人気の神もいる中電話もインターネットもない世界でどうやって振り分けたのか気になります。
個人神の話でもギルガメシュ担当として出てきたシャマシュ神は「最初に王権が降りた5つの都市」のうち2つ(大して近くもないラルサとシッパル)も担当しなきゃいけないとか忙し過ぎる。
殆どの都市1つに対して都市神は1柱(神を数える単位)なのに、ラルサとシッパルだけ被っているのは面白いです。
逆パターンでウルクは都市神がアヌとイシュタルの2柱が担当。
このウルク、初代の王様がシャマシュ神の息子らしいので少なくともギルガメッシュの代まではシャマシュ系譜の王様が多いんですよね。不思議。
これ地味に大事。
元ネタである資料たち(主にシュメル語かアッカド語)。単語の意味さえ分かれば日本語と同じような感覚で繋がる文法…とってもありがたいです。
まぁ、そもそも文字が違うので解読は出来ませんけど、二次創作で当時の言葉を使った用語とか、宝具名とか作る時にありがたみを感じます。
物語のネタにしやすい世界観大変ありがたし。