青森でアップルパイ巡りをしている人の裏側

ゆめうさぎの趣味ブログ。アップルパイと推し活記録の置き場です。

シュメル神話『ドゥムジとエンキムドゥ』 ドゥムイシュの馴れ初めをラノベ風にしてみた

来年はシュメル神話を布教したいな。

そんな事を考えているゆめうさぎです。こんにちは。

 

図書館で借りた本にドゥムジとイシュタルの馴れ初め神話が書いてあったので、私の妄想半分で読んだ内容を綴っていきます。これってドゥムイシュの馴れ初め神話なのですが、前半はシャマシュとイシュタルがイチャコラしているようにしか見えないし、馴れ初めっていうよりはイシュタルがエンキムドゥに遠回しに失恋したお話ってイメージです。

 

正式なタイトルは『ドゥムジとエンキムドゥ』です。

前半が麻(レーヨン)から服を作るまでの工程のお話、後半はドゥムジとエンキムドゥのアダミン・ドゥッガです。

 

アダミン・ドゥッガとは?

まずアダミン=論争する(決闘する、対立するなどの意味もある)

  ドゥッガ=話す・行う という意味で、当時の人気ジャンルだったそうです。

例えば『夏vs冬』とか『牛vs馬』など、擬人化されたキャラクター達が言い争います。

 

流れはどれも一緒

①AとBがそれぞれ自己PR

②AとBがお互いをディスり合う

③通りすがりの神が登場して勝敗を決める

というものです。

 

『ドゥムジとエンキムドゥ』はアダミン・ドゥッガの亜種になります。

エンキムドゥが草食男子過ぎて、ドゥムジと戦ってくれないんですよね。。。

でもまぁ当時の人気ジャンル アダミン・ドゥッガに合わせて作られたのかな?って神話です。

 

原典はほぼセリフしかなくて情景描写がない為、ほぼ妄想で補填しています。他の逸話も混じっていますが気にしない。

 

登場人物

シャマシュ=ウトゥ

多分独身時代のシャマシュ。イシュタル(イナンナ)の双子のお兄ちゃんなんだけど、何故か彼女の嫁入り話を取り仕切っている。普通はお父様のポジションだぞ☆

乳製品が大好き→乳製品を作ってくれるドゥムジ大好き!なんだと思う。

 

イシュタル=イナンナ

年頃だけどまだまだお兄ちゃんに甘えたい妹。ナツメヤシをシンボルとする女神で聖花はギンバイカ。その為植物神であるエンキムドゥに恋をしている。愛らしい外見。

 

ドゥムジ(後のタンムズ)

牧神。最高神エンリルの息子で好青年。お調子者。この頃は天の神(後に冥界神となる)

 

エンキムドゥ

植物神。あっさり草食男子。

 

※原典はウトゥ&イナンナ呼びですが、聞き慣れたシャマシュ&イシュタル呼びで書きます。

 

場所はおそらく、シャマシュとイシュタルの実家。イシュタル視点で書いてます。

 

「イシュタル、ちょっとお散歩しようか」

「イヤよ、お兄さま、お散歩なんかより、一緒にお昼寝しましょう。お外は嫌な予感しかしないわ」

最近、シャマシュがそわそわしている。しかも私に内緒であの気に入らない牧夫に会いに行っていた。本当に嫌な予感しかしない。

 

「そんな事言わないでさ、ほら着替えよう?髪も可愛くてやってあげる」

「むぅ」

お外に出たくないのは本当だけど、身支度をやって貰えるのは嬉しい。彼が作ってくれる服はいつも可愛くて、服に合うように髪の毛も整えてくれて、自画自賛なんだけど毎回私に似合っていると褒めてくれる。

この日もいつものように流され、されるがままにオシャレをした。我ながら可愛い。

 

お兄さま…双子の兄シャマシュは、小さい頃から器用で何でもできた。忙しい両親に変わって、身の回りの事は何でも彼がやってくれた。一緒に生まれて、しかも生まれた時はシャマシュも女の子だったはずなのに、気がついたらこうなっている。それが私達兄妹の日常だ。

 

そんなシャマシュとも、そろそろお別れの時期になる。お互い大人になってきて、シャマシュは既に仕事をこなしている。何故か守護都市を2つも任された彼は忙しい。こうして実家で2人きりで過ごす時間も、随分と限られてきた。

 

「温かい」

「ん?そうだね」

私の髪を梳く彼の手はとっても綺麗だ。シャマシュは男の子になってもあまりゴツゴツした男らしい体型にはならなかった。父さんもスリムだからそういう家系だからと思ったけれど、生き別れ状態になっている上の兄はゴツくて雄々しいという噂だ。あんまり関係ないのかも。

 

「お兄さまの手は気持ちいいわ」

「キミの髪の毛も気持ちいいよ」

スラリと長い指に整った爪。4柱目の太陽神にして主神となるシャマシュは常に温かい。私も金星を継ぐ者としてそれなりに温かいはずだけど、シャマシュには全然敵わなかった。

 

「やっぱりお家に居たいわ。ねぇアレの練習相手してよ」

「だーかーらー、そういうのは恋人同士でするものだってば」

「その未来の恋人の前で恥をかきたくないから練習したいの!お兄さまなら安心でしょう?」

愛の女神なのに処女神。どうすればそんな組み合わせになるのか分からないけれど、生まれた時からそうなるように言いつけられている。愛の行いは本能で分かる。けれども経験がないまま1人前の愛の女神として世間に放り出されるのは違うと思うのよね。というわけで1番信頼できるお兄さまで練習するのが最適だと思う。

 

「イシュタル。オレだって、教えてやれる事とやれない事がある」

「知ってる。でもエンキムドゥよりはまだお兄さまの方が分かっていると思うわ」

私の恋人候補ナンバー、いえオンリーワン!愛しのエンキムドゥはびっくりするくらい草食男子ってヒトだ。絶対私をリードしないでしょう。

 

近所のお兄さんてポジションの彼は、素朴な顔立ちで、シャマシュよりちょっと華奢なんだけど背は高くて意外と力持ちでいつも畑仕事を手伝ってくれる好青年。とっても優しくて何よりガーデニングのセンスがいい!素敵だなぁと思ったお庭や果樹園はどれも彼がデザイン・指導されたもので他の神には到達できない何かを彼は持っているのだ。けれども奥手なのか私が年下過ぎるのかなかなか恋愛対象として見てもらえなかった。

 

さらには素朴過ぎて彼の知名度はものすごく低い。だってお友達に彼を話しても誰も知らないのだ。あんなに優秀なヒトなのに勿体無い。だから将来は私が結婚して知名度を上げてあげたいと思っている。父さん、そしてシャマシュと共に次期アヌンナキ有力候補の私は神の中で高序列が確定している。エンキムドゥだって私と結婚すれば絶対フォロワーも増えて有名神になるわ。

 

「よし、支度もできたし、行こっか」

「え」

いつの間に、、、大好きなエンキムドゥの事を考えている間に支度が終わっていた。

サマーウール100%のワンピース。花で飾られたサンダル。何故か大きなベールを靡かせるギンバイカのカチューシャ。そしてレーヨンのショールには小粒の宝石が散りばめられている。

 

「どう見ても散歩の服じゃなくない?」

普段は飾り物なんてつけないもの。お出かけ用よね?敷地外に出る気満々よね?

「ギリギリ散歩だよ。敷地からはちょっとしか出ないから安心して」

ニコニコと笑顔を崩さないお兄さま。これ以上抵抗したところで小脇に抱えられて強制的に連れ出されるのは目に見えている。

 

「分かったわよ。家から出ればいいんでしょ?出れば!」

「うん。行こう」

シャマシュに片手を引かれ、低空飛行のまま外に出る。天の神である私達に地上の重力は関係ない。ふわふわと浮かんでいる為地面にしがみつく事が出来ない。私は無抵抗のまま彼のついて行った。

 

ウチはいつもそんな感じだ。シャマシュは小さい頃から人見知りで心配性で過保護。私のお世話や護衛をしてくれるのはありがたいけど、殆ど自由が無かった。けどこれはこれで心地良いと思っている。

外の世界は危険がいっぱい。見た目が愛らしい私はちょっと油断しているだけで暴行未遂に遭うのだから、頼もしい護衛は絶対に必要である。こればかりは華奢で温厚なエンキムドゥには頼めなかった。

 

もちろんいつかは私自身キエンギ最強の女神になって、もし何かやられても自力で3倍返し出来る強い女神になってやると心に決めている。

そう思いつつ、なんだかんだで頼もしい兄の横顔を見るのも大好きで、ついついこの甘えて過ごせる今の状況に身を委ねているのだった。

 

「見てごらん。麻の実が熟している。我ながらとってもいい出来だ。今年は絶対最高品質の服になるよ」

「……そうね」

年中ウールの服を着る日が多いけれどレーヨンも好きだ。だってレーヨンになる亞麻をエンキムドゥが大事に育ててくれる。この畑はシャマシュが私用に作ったものだし、シャマシュが仕立てまでやってくれる服は着心地がいい。けれども好きなヒトが作ってくれたらもっと素敵だと思うのよね。

 

「ねぇイシュタル。キミに龍の子を会わせたいんだけど」

「却下」

そういう事か。

これは、シャマシュは唐突に私に嫁に行けと遠回しに言っている。

具体的にはドゥムジの嫁になれという話だ。ドゥムジの母親は天の龍らしい。この流れは今からドゥムジを連れてきて私に彼と婚約をしろって意味だ。

 

「イシュタル………ワタシはキミの花嫁姿が見たい。だからこの亞麻をキミにプレゼントしたい」

「お兄さま」

私は知っている。シャマシュは個人的な気持ちで話す時はオレ呼び、神や兄という立場から話す時はワタシになる。よって私の嫁入りは彼の本当の希望では無いでしょう。父さんか、お祖父様か、上の誰かに言いつけられたってところかしら?

 

だからって相手がドゥムジはないでしょう。

そりゃあシャマシュはドゥムジに懐いているからいつまでも近所付き合いをしたいのかもだけれど、私の知ったことではない。エンキムドゥにしてよ。

 

「お兄さまが亞麻をくれたところで誰が梳るんですか?」

完璧主義のシャマシュは、毎年自分で栽培した亞麻は自分と直属の部下で収穫し、紡いで服の仕立てまで一貫して自分で行なっていた。

逆に私にはそんな技術も知識もない。一応シャマシュ達の作業を眺めてはいたものの、こういう地味な作業は一切頭に入ってこなかった。

 

「そりゃキミの為に梳く者を手配するよ」

そうでしょうね。少なくともドゥムジはやらないでしょうし。

「じゃあ梳く者を連れてきたとして、誰が糸を紡いでくれるんですか?」

「もちろん紡ぎ手を連れてくるけど?」

まぁここまでは簡単そうだから誰でもいいか。でも次の工程は素人には難しいはず。

 

「じゃあ紡ぎ手を連れてきたところで誰が二つ撚りにするんですか?」

「もちろん撚糸工を連れてくるよ?」

む。ちゃんとプロを用意するのね。

 

※この辺は原典の粘土板が破損で不明

 

「じゃあこれらの糸を誰が織るんですか?」

「もちろんキミの為に織工を連れてくるよ?」

「じゃあ織工を連れてきた後に誰がそれを裁つんですか?」

「もちろんキミの為にそれの裁断工を連れてくるよ?」

お兄さまは一歩も引かない。次が最後の質問だ。

 

「………じゃあ、お兄さま。裁断工を連れてきてくれた後で、私は誰と寝るんですか?」

私が言うのもアレだけどシスコンのお兄さまが、私が誰かと寝る許可を取るとは思えないけど。

「もちろんドゥムジと一緒に寝るよう期待してるよ」

「!」

え。絶対イヤ。ぶるりと寒気がした。

 

「まぁまぁ、そんな心配しないでよ。ちょっと座ろう?」

困ったように笑うシャマシュは、畑の柵に並んで座るよう促す。まだ近くにドゥムジはいない。けれどもそのうち来るのではないかと警戒して辺りを見回した。

 

「もしかしてドゥムジ探してる?呼んでるけどまだ来ていないね。一応キミのお気に入りエンキムドゥにも声はかけてるんだけどさ、どうだろうね?」

お兄さまは私の事なんてお見通しと言ったところか。にしてもエンキムドゥまで来るなら私も大人しくすべきだろうか?

仕方なく彼の隣に腰をかける。静かに畑を抜ける風が心地よかった。

 

「そうだイシュタル。嫁入りの話とは別に、キミ、アヌの養女になるから頑張ってね」

「はい?」

突然の養子縁組の通達。シャマシュの話では、私は成人すると同時にウルクの都市神を任せられるらしい。それですでにウルクの都市神になっているアヌ=ひいお爺様の娘としてウルク入りするんだそうだ。早く言ってよ。

 

都市神をするならなるべく配偶神はいた方がいい。と言いつつ目の前のシャマシュは2つの都市を掛け持ちしながらも独身である。あ、でも近々コイツも誰かと結婚するかもしれないわね。お見合いとか、そういう話題は一切聞かないし、半端なく人見知りなコイツに彼女がいるとは思えないけど、いつかどこかの女を当てがわれるでしょうね。可哀想に。

 

「アヌがさ、天界の管理もキミに任せたいって」

「え?私?」

「うん。冥界のエレシュキガルと対称になるようになんじゃない?あっちが地の女主人だから、キミは天の女主人てポジションだね。悪くないと思うよ?」

げぇ。大人になった途端大量の仕事を押し付けられる未来しか見えないわ。そりゃ与えられるからには頑張りますけど。

 

ウルクなら実家も近いし、ワタシのラルサとはすぐ隣だから安心だろ?それに天の管理は大変だろうけど、ドゥムジみたいな定住タイプのパートナーが留守番してくれたらキミもお仕事しやすいんじゃないかな?」

「………むしろそっちは遊牧民になっていただいて結構ですけど」

普通羊飼いってのは移動するものでしょう。ドゥムジは羊以外も担当しているようだけど。

それにエンキムドゥだって定住タイプ。むしろ彼の方がお留守番に最適なのでは?

 

「お兄さま。お兄さまが何て言おうと私の心はエンキムドゥがいいのです。あのヒトは倉々に穀物を積み上げます。大麦を豊かに育てます。彼は、大麦が榖倉の中にたくさん積んである…そういうヒトです(イシュタルなりに褒めている)。それなのにドゥムジは羊を小屋に放しているだけじゃないですか?」

あんなメェメェ煩い小屋持ちじゃあゆっくり昼寝する事すら出来ないわ。私はもっと優雅な生活をしたい。古来より『農夫の心は豊か。牧人は夜も昼も眠れない』と言う。牧神なんぞ真っ平ごめんよ。

 

「イシュタル。これでもワタシは可愛い妹であるキミの幸せを願って提案しているんだよ?一体彼の何が気に入らないんだい?彼が作るバターは素敵だし彼が用意するミルクは甘いよ」

それ全部お兄さまの好物じゃん。私にはどうでもいいわ。

「ドゥムジが触れるものは全て美しくなる。そんな彼がキミを娶る事を願うよ」

「私は元々美しいっての」

私、美の女神の主神ですけど?

 

「美しいウヌ石とシュバ石(宝石の類?)で飾られた乙女イシュタル。どうしてそんなに彼を気に入らないんだい?彼の素敵なバターを、キミは彼と一緒に食べられるんだよ?ドゥムジはエンリルの息子だから由緒正しいおぼっちゃまだよ?すっごくいいと思うけど」

シャマシュ………どんだけアイツのバターが好きなのよ。。。

あとエンリルの息子ってのは私達の父さんも一緒じゃない。腹違いだけど。

 

「っていうか、ドゥムジが私を妻にするわけないじゃない。アイツは絶対私に新しい着物を着せないでしょうし、アイツの最上級のウールだって私には触れさせないでしょうね」

ドゥムジとは物心つく前からの付き合いだけど、あくまでシャマシュが彼に懐いているのであってシャマシュに付き添っていた私はこれっぽっちも仲良くなっていない。

 

(げ)

噂をしていたら件の牧夫の姿が見えてきた。なんで今日に限ってコイツの方が先に来たのよ。

別にドゥムジだって見てくれは悪くない。まぁまぁ美形だとは思う。でも単に顔だけだったら横にいる兄が世界最高に好みで美しいわけだし、身体だったら前に見かけたニヌルタみたいに筋肉隆々な男性が好みだ。逆にドゥムジはその貧相な身体でよく神獣の世話をしているなぁと思う。きっと神獣が賢いのね。もしくはお姉さんが優秀だからかしら?

 

「やぁシャマシュにイシュタル。今日もお揃いだね」

「こんにちはドゥムジ」

「……………」

ニコニコと他所向けの笑顔をするお兄さま。そのまま2柱は無難な世間話をする。でも絶対この後は私とドゥムジを結婚させる為の話題になるでしょう。イヤ。

 

「私、エンキムドゥのお嫁さんにしてもらうわ!」

「え?」

「イシュタル!?」

もう言ったもん勝ちである。どうせエンキムドゥもここに来るのだ。勢いでいくしかない。

 

「豆を育ててくれるエンキムドゥ、大麦を育ててくれる…むぐ!」

「はいはい。ちょっといい子にしててね」

シャマシュに口を塞がれる。

私は不安定な柵の上に座ったまま、お兄さまに抱き寄せられ頭を撫でられているように見えて固くホールドされている。口に押し当てられた彼の手のせいでくぐもった声しか出ない。

 

(お兄さま!ひどい!何すんのよ〜〜〜!!)

「こら暴れないの」

「む〜〜〜!」

振り解こうにもシャマシュは見た目の割にかなり力が強くて動かない。もぉ〜将来は絶対シャマシュよりフォロワー増やして私は方が力持ちになって見せるんだから!ってか帰ったら覚えてなさいよ!

 

(こうなったら最終手段!本当は人前でしたくなかったんだからね!)

「ひやぁ!!」

シャマシュの尻たぶを思いっきり掴んでやった。彼から泣きそうな悲鳴があがる。

(こうかはバツグンだ)

私は腕を振り解くことを諦め逆に責める作戦に切り替えた。元は一卵性ってヤツの双子なのだ。シャマシュの弱いところなんて知り尽くしているに決まっている。

 

「ちょっと!イ…ひぐっ!(涙)」

「お返しよ!」

お互い体勢を崩すが仕方がない。

不意打ちでシャマシュの手が離れた。このままタダで終わらせる妹じゃないって事をしっかりと分からせなくては。

 

「痛ぁ!」

私達は揃って後ろの麻畑に落ち、大して固くはないが柔らかくもない麻が潰れながらも服に刺さってくる。私の髪の毛も乱れてしまい、麻の実がついた。それでも構わず彼に馬乗りになり、腋の下をくすぐった。

 

「え、ちょ、まっ!ぎゃぁ!」

シャマシュは涙目で腋に力を入れるが時すでに遅し。私のくすぐり攻撃の方が上だ。

後ろでドゥムジが何か言っているような気もするけど、今はどうでも良かった。

「イシュ…無理!やめぇっ!(涙)」

ふふん。いつも冷静なお兄さまが泣き喚くってのも楽しいわね。けれども目的はそこじゃない。

 

「お兄さま!」

「な…に?」

私はこちらが上の体勢は変えず、シャマシュの両肩を地面に向かって押し付けた。

「私は!エンキムドゥと結婚したいの!そっちを手伝って!」

「………………」

こんなに宣言しているというのに、お兄さまは首を縦に振らない。

すると、すっかり忘れていたが柵の外にいたドゥムジが口を挟んできた。

 

「待てイシュタル。あの農夫のどこが私より優れているというのだろうか?」

「は?」

何?ケンカ売りに来たの?

そう思ったが、口に出すのを我慢して上半身だけ振り返る。

するとドゥムジが演説か何か…いや彼の場合は営業トークか…柵の上に仁王立ち(実際は若干浮いているかもしれない)して自己アピールを開始する。

 

「長そうだけど聞いてやって」

「ちょっと」

隙を見て起き上がったシャマシュが私を抱え直す。私は嫌でもドゥムジのアピールを聞く体勢となった。

 

ドゥムジの自己アピールタイム

もし彼が私に服をくれるというならば、私は彼にウールをあげよう。

もし彼が私に白い粉をくれるというならば、私は彼に牡牛をあげよう。

もし彼が私に最上等のビールを注いでくれるというならば、私は彼に黄色いミルクを注いであげよう。

もし彼が私に甘いビールを注いでくれるというならば、私は彼にヨーグルトを注いであげよう。

もし彼が私に念入りに作られたビールを注いでくれるというならば、私は彼によく攪拌されたミルクを注いであげよう。

もし彼が私に甘いハルハル(ビールの一種)をくれるというならば、私は彼にイティルダ(酪農品)をあげよう。

もし彼が私に甘いパンをくれるというならば、私は彼に蜜入りのチーズをあげよう。

もし彼が私に小さな豆をくれるというならば、私は彼に小さなチーズをあげよう。

もし彼がそれらを全部食べてしまったり飲んでしまったなら、私は彼におまけのバターとチーズを贈ろう。

一体何において彼が私に優っているのだろうか?

 

「……………………」

私はシャマシュと共にその長い独り言を聞いてあげた。

「ねぇ、今のって何のアピール?」

「ん、、、う〜ん」

シャマシュも返答に困る。

 

百歩譲って私への捧げ物の話だったら分かるのだ。

けれどもよくよく聞けばあくまでドゥムジとエンキムドゥのやり取りシュミレーションではないか。今ここでアピールする意味が分からない。

 

「イシュタル。キミの夫に相応しいのはエンキムドゥではなくこの私。もし彼が反対すると言うならば、私は彼の草原に私の羊達を放とう!」

(え〜)

全然話の流れを掴めないんだけど、やっぱりあれって求婚の前置きだったの?

こちらは話を聞くのに疲れてもう帰りたい。帰ってシャマシュとお茶でも飲んで、愛の練習をしましょう。きっといい気分転換になる。

 

「!」

するとドゥムジの後方から拍手が聞こえてきた。その人物を確認する為、私はシャマシュから離れて浮遊する。

「エンキムドゥ!」

いつからいたのだろう?その人物は渦中のエンキムドゥだった。

 

「こんにちは、イシュタルとシャマシュにドゥムジ。話は聞かせてもらったよ」

「!?」

話って一体どこからかしら?最初からならいいけど、もしかしてドゥムジの要らない自己アピールのところから?それは困る。余計な誤解をされていそうだわ。

そしてその誤解は当たっているようで、エンキムドゥはドゥムジに語る。

 

「ドゥムジ。私はキミと争う気は無いよ」

(争ってよそこ!アンタだって私のこと好きでしょう?)

あぁ、エンキムドゥの優しい眼差し、柔らかい表情。大好きな彼の顔がこんなにも残酷に見えた事なんて一度もない。

そんな私の気持ちなんてつゆ知らず。彼は続けて語る。

 

「キミの羊達が私の土手の草を喰みますように!

 私の麦畑の中をキミの羊達が自由に歩き回りますように!

 ウルクの輝ける畑の中で、穀物を喰みますように!

 キミの羊や仔羊達が私のイトゥルンガル川の水を飲みますように!」

えぇ!?なんでウルク!ドゥムジとウルクって関係なくない?あともしかして、私がウルクの都市神になる事を既に知っているって事?

 

「エンキムドゥ」

不安でパニックになる私など彼らの眼中にはないのだろう。

ドゥムジは喜んでエンキムドゥの手を取りがっちりと握手をする。

「私とイシュタルの結婚式には、キミを私の友人として招待しよう!」

「ありがとう」

いや、アンタなんかと結構する気ないし。そう言いたかった。ところが

 

「イシュタル」

エンキムドゥのつぶらな瞳が私を捉える。

「はい」

今の私はシャマシュと戯れた時にくっついた草で汚れているだろう。けれども普段から畑仕事をするエンキムドゥは、この程度の汚れは気にしない。

 

「私は小麦と豆をアナタに捧げましょう。清らかな乙女イシュタル。私は私に用意出来るもの全てをアナタにお持ちしましょう」

「………………」

捧げ物は素直に嬉しい。大好きな彼の穀物は絶対に美味しいでしょう。けれども私が彼に求めるものはそんな物では無い。そしてこれ以上……先の言葉を紡がないで欲しい。

 

「愛と美の女神イシュタル」

「…エンキムドゥ……」

エンキムドゥは私に向かって深々と頭を下げる。下げなくたっていいのに。

最後に見えた彼の笑顔は、やっぱり残酷に見えた。

 

「ご婚約おめでとうございます。我が親友ドゥムジを、今後ともどうかよろしくお願い申し上げます」

 

目の前で、シャマシュと、エンキムドゥと、ドゥムジが手を取りあっている。

すっごく近くに居るんだけど、それがすごく遠くに感じた。

 

あぁこれは夢。そう悪夢。悪夢であって欲しい。早く覚めたい。覚めたら、いつものようにお茶を入れてもらって、ほっとひと息ついて、それから、彼の元へ、会いに行きたいと思っていたのに。。。

 

 

原典では最後に書記がイナンナを讃えて終わります。

 

※中盤でシャマシュがイシュタルの口を塞いでいるシーン→原典ではイナンナがエンキムドゥの魅力をアピールしているはずなのにそこだけ原文破損しているんですよ。わざと?ドゥムイシュ過激派による犯行?私はすっごく気になります。

 

資料で見かける「ウトゥとイナンナは親密でしばし不倫関係にあった」っていうのは、あくまで不倫だからこの神話の後に何かあったのだろうか?むしろあって欲しい笑。めっちゃ気になります。

 

例えばウルクのライバル都市キシュでは都市神ザババ(ニヌルタ=ニンギルス)とイシュタルの神殿を作って「この2柱は夫婦です!」って事にするんだから、シャマシュ&イシュタルの神殿を作ったマリ市でも「この2柱は仲良しカップルです!」って主張していいと思うんだ(妄想)

個人的には神殿の建設=推し活で、複数神殿の建設=推しカプであって欲しい。

 

因みにドゥムジですが、イシュタル(イナンナ)の夫ではなく恋人表記な事が多いです。

何故かって?恐らくイシュタルがドゥムジの子供を産まないからかと。

この時代は、結婚という契約だけでなく子供が生まれて初めて夫婦になるんですよね。

その為、ドゥムジはイシュタルの配偶神だけど恋人表記にされがちなんだと思います。

紛らわしいので私は夫扱いしますけどね。

 

せば

 

Fate金凛ちゃんでギルガメッシュ叙事詩を読みたい 後編

金凛ちゃんでギルガメッシュ叙事詩読みたいなぁ、、、

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自分用のメモにもなるので前回の記事の小ネタ・解説をしていきます。

なるべく、プロローグとあらすじに出てきた順で書きます。

 

古代メソポタミアって?

今でいう西アジアチグリス川とユーフラテス川の間で南がペルシャ湾

FGOだとこうなってます↓

その中でも南側をバビロニアと呼びますが、作中では時代に合わせてキエンギ呼びです。シュメル語かな?日本語がジャパンと言わないようにメソポタミアの人々はキエンギって言ってたそうです。

 

↑画像はFGOあくまで特異点のマップなので、ギルガメシュ叙事詩の世界とはけっこう違いがあり、私がイメージしているウルクの場所はマップのウルクより左の川に近いです。

 

この時代は貿易なんかで都市間を移動するのに舟をメインに使いますから、川沿いを中心に都市が発達します。さらに雨が少ないバビロニア地域は水路を作って川から水を引く灌漑農業を行っていましたから、川はかなり重要です。

あと川は当時の言葉ですとユーフラテス川はブラヌナ川、チグリス川はイディグナ川。作中に出るのは専らブラヌナ川です。

 

因みに川に神に審判を委ねる為、容疑者を縛って川に投げ入れたり、場所と時代によっては生まれたばかりの男子を川に流す事もあったとか。

 

 

初夜権について。

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このネタは以前も書きましたが、、、ギルガメッシュ王は結婚式の直後に新婦と交わっていたそうな。。。はい最低。

 

今作というか、私は二次創作で書くギルガメッシュはどれもあくまで「祝福」として新婦と交わる事を「王の仕事」としています。

ゆめうさぎ用語ですけど「祝福」とは神がスキンシップを通じて人間に一部能力を分け与える行為です。

 

ウルク王の5代目であるギルガメッシュは、豊穣神ドゥムジの後任です。

このドゥムジの配偶神はウルクの都市神で豊穣神でもある女神イシュタルです。

イシュタルがドゥムジに嫁入りする話はとても人気で、高さ⒈5メートルの大杯に描く程。

このとき、ウルク王ドゥムジは都市神イシュタルと交わることで、豊穣の力を得たと信じられたそうです。

で、これを模して王と巫女が交わる儀式が行われ、交わることで豊穣を願ったとか。

 

他にも、神殿娼婦と呼ばれる女神官にお金を払って身体を重ねて気に入ったら持ち帰ってお嫁さんにする風習があったとか。当時は交わる事に神秘を感じていたようです。

 

私の作品ではこれらを元ネタにして「神と交わり祝福してもらう事で豊かになる」という作中での風習を設定しています。

ドゥムジは不妊の神でもあるので、わざわざ避妊させずともやり放題だったでしょう(最悪)そして、後任になったギルガメッシュも「仕事として民の女と交わらなくてはいけない」という世界です。描写がないだけで(魔術的な)避妊薬、堕胎剤も使いながら行為に及んだ事になっています。

 

つまり史実と違い「こっちだって好きでやってねーよブス!」って事を察してください。

真面目なギルガメッシュ王はよっぽど嫌いなタイプでなければ大抵の若い女性を抱いてくれます(ロリと巨乳はパス)。でもただでさえ仕事と割り切ってわざわざやっている、しかも頑張ってその気にならなきゃ勃たないわけで………行為前に水をさされちゃ怒りますよね。

 

そんなわけで、初夜権行使の邪魔をすると即殺されちゃいます。

そして正義の神シャマシュは、あくまで神聖な行為を邪魔した方が悪いと断罪しギルガメッシュの味方をします。

 

今回の物語ですとリンとシロウ、それぞれの父親がそれで殺されます。けれどもあくまで正しいのは王で、邪魔した側が悪。遺族は悔やむしかできないのでした。

 

 

シャムハトについて

シャムハトとはあくまで職業名。娼婦の呼び方は色々ありウルクならイシュタリートゥ、ケゼルトゥなど。ギルガメシュ叙事詩に出てくるシャムハトには個人名がありません。

呼び名がないと不便なので作中では彼女のキャラクター名をシャムハトにしています。

 

因みに終盤に出てくるシドゥリさんも、初期の原典にはキャラクター名が無かったようですが時代が進んでから名前がつき、その性質からイシュタルの化身説など出てきたようです。

 

 

王権とは?

古代メソポタミアには都市国家が沢山ありそれぞれに王がいます。その中でも、他国が一目置くような強い国に王権がある設定です。

神話では創成期の都市5つにそれぞれ王権を授けたみたいですが、ギルガメッシュの時代では1つになり持ち主はキシュ→ウルクになっています。

つまりメソポタミア内なら他の王から見ても「ギルガメッシュ王はスゴい」って認識です。

 

王権を授与するのはエンリルかイシュタルの仕事です。

エンリルに授与された王は領地の守護、イシュタルに授与された王は領地の拡大を使命とします。エンリルから授与されたギルガメッシュは、あくまで領地の現状維持を支持されているので、勝手に領地拡大の戦などを起こせばエンリルに罰せられるという解釈です。

 

戦上手だったであろうギルガメッシュは天下統一をしなかったのはそういう理由があったのかもしれません。逆に、イシュタルから授与されたキシュは、実質的にウルク支配下にする為襲ってきて、その時にエルキドゥの活躍で返り討ちにあい王権をウルクに奪われました。

 

 

捕虜について。

戦に負けた戦士は生かしておいて叛逆されても面倒ですから、殺すのが普通だったでしょう。ただ歴史上には勝った側にコロッと寝返るような世渡り上手もいます。

 

ギルガメシュとアッガという神話があり、この作品では戦に勝ったギルガメシュがアッガを殺さずキシュへ帰しています。、、、が今作ではまだウルクに滞在し高待遇で働いています。

 

因みに歴史上ですと女性捕虜には歌を教えて、遠征時の歌手として使ったらしいです。軍隊の最後尾に歌う女性を連れて行くのが慣わしだったとか。女性捕虜ではなく、王のお気に入りの妃を連れていくパターンもあるようです。

 

作中のヒロインであるリンも一応女性捕虜だし、歌も上手という設定にしていますが(歌で金儲けするレベル)シャムハトとポジションが被ってしまうのと、ギルガメッシュとしても万が一彼女が兵の性欲処理要員にされては最悪ですから、遠征には連れていきません。

 

 

「愛を知らない主人公」という設定について。

絵本版の「ギルガメシュとエンキドゥ」が元ネタです。

絵本版でのギルガメシュ王は愛を知らないから、民を昼も夜も働かせて家族の時間を与えない事になっていました。加えて絵本版の歌手シャムハトはウルクの民に愛されている設定ですが、愛を知らない王だけは彼女のことが好きじゃなかった(うろ覚えなので要確認)。だからエンキドゥの元へ彼女を派遣した事になっています。

 

私が書くウルク金凛ちゃんの世界でも基本的に

・シャムハトはウルクの民に人気。歌が上手でアイドル的存在。

ギルガメッシュ(とシャマシュ)はシャムハトが嫌い。

公式でFateギルガメッシュの好みは貧乳ですから、シャムハトは巨乳だから嫌いって事にしています。

 

ジグラットについて。

漢字で書くと聖塔。煉瓦を積み上げた台形の塔。地上と神々の世界を繋ぐ塔。

この時代の王は、あくまで人間のリーダーであり中間管理職。真の王は都市神だと考えられている………ので、イメージ的にジグラット=王の職場、王の寝所=王宮。神の寝所=神殿。

例外として本作のギルガメッシュ王は王宮を持たずにジグラットで生活している。ギルガメッシュが自分の王宮を持つのは死んで冥界神になってから。

因みにドゥムジも自分の王宮や神殿をウルクに持たなかったが冥界にあるそうです。

 

ジグラットメソポタミアの殆どの都市にあるが、田舎であるエンネギ村や、メソポタミアではないリンの地元ハラン市にもない。

 

 

スギの森について

FGOではすぐそこにありそうなマップでしたけど、恐らく実際は地中海方面のレバノン山脈と思われます。あとレバノン杉は松の仲間です。アニメに出てくる森とは雰囲気が全然違うかと。原典では家族を持たない男達を50人程連れて向かったらしいです。

エンキドゥと出会う前の王政を考えると、この時点でギルガメシュ王はだいぶ民の事を考えるようになったんだなって伺えます。

 

名目はフワワ退治ですが、あくまでスギの伐採をする為の大義名分です。

レバノン杉の伐採は、現地の研究によればギルガメシュが来る前から行われています。日本と違い、木を切ったら植林するという習慣はなく、切って開墾して牧場にするという考えが普通みたいです。木を切る=守護者フワワ退治になるわけですが、牧場にする→乳製品を作る=シャマシュの好物を作る事になります。シャマシュが張り切ってフワワ退治を援護するのは、ただ悪者を退治するだけでなくそういう思惑もあったのでしょう。

 

あと守護者フワワって作中かなりの強キャラです。戦闘力として全盛期だったはずのエルキドゥを育ててますし(彼に戦い方を教えたのはニヌルタ)、ギルガメッシュ&エルキドゥをシャマシュがサポートする事でやっと倒せます。3対1かよ(苦笑)

レバノン杉の伐採も当然、伐採しやすい場所から始めているはずですから、フワワがいたのはよっぽど奥地で人が入りにくい場所だったんだろうな。

 

また、フワワを倒す事で後々エンリルが激怒する設定は「森林伐採により災害が起こる」事を古代人も分かっていたと考えられています。エンリルは洪水を起こさせる嵐の神です。だからレバノン山脈付近の国は手を出さなかったのか?考古学として面白い部分になりますね。

 

因みにギルガメシュ叙事詩でのスギの森は、年代が進むと最初はなかった「森の美しさに感動する描写」が付け加えられるようです。森の大切さを分かるようになったのか、メソポタミア民が木のありがたみを実感するようになったのか、いずれにしても面白い変化だなって思います。

 

 

フワワについて。

個人的にギルガメシュ叙事詩をなるべくハッピーエンドに書こうと思ってもハッピーに出来ないナンバーワンがフワワです。冷静に考えてフワワって何も悪いことをしていない一方的な被害者ですよね。しかも世話したエルキドゥが裏切り者としてやってくるのだから最悪です。死に際に呪いを吐くのは当たり前ですよね。

 

原典での呪いは「エンキドゥとギルガメシュどちらかは老年期まで生きられない」つまり早死にする呪いを吐いたそうです。間接的ながら効いたようです。

 

そんな彼女(原典では男性)を少しでも報われる最期にしたいと思い、私はいくつか設定を加えています。

原典で分かっている設定

・スギの森にはエンリルが配置した

・スギの森の管理者はシャマシュ(彼が育てた説もある)

・野獣時代のエンキドゥと会っている(初期は無かった設定)

・ものすごく恐ろしい怪物

 

Fateシリーズでの設定

・見た目は人間の子供。イシュタルとエレシュキガル以外には人間にしか見えない。実際は沢山の子供を混ぜ合わせた怪物らしい

ウルクに来る前のエルキドゥと関わりを持っている

・頭にネモフィラを乗せている

バーサーカー適正あり

 

これらに+した設定

・実際に作ったのはアルル(エンキドゥに合わせた)

・スギの森自体はメソポタミアではなく、ウガリット神話圏域なのでバアルの土地。管理者がシャマシュ(弟子のシャパシュに委託)でオーナーがバアルなイメージ

・部下の鳥を飛ばして遠くまで情報収集出来る

・肉体を殺されても怨念でエテンム(死霊)になって呪術が使えるチートキャラ

 

フワワはとにかく強いキャラクターですね。

エンキドゥも、フワワ退治について最初は「フワワは恐ろしいから」と消極的でした。つまり弱体化前の彼より強い可能性大ですから、本当に強かったんだろうな。

 

メソポタミアの犬

ペットとして飼っていたかは不明ですが、都市国家イシンの都市女神グラの絵は犬をお供として描かれています。グラは治癒と呪術の女神。当時から狂犬病と思われる記録があったそうで、グラの犬は狂犬病予防のお守りだったようです。反面彼女は呪術の女神でもありますから、治すも侵すも彼女の仕業とされたそう。

犬種は今でいうサルーキに近いとか。

 

という事で私がイシンを描く時は、放し飼いの犬がいっぱいいて、群れのリーダーが女神グラというイメージです。賑やかそうですね。

 

それとは別にアッシリアの資料では「犬の霊が家を守ってくれる」と言い伝えがあり、犬の像を床下に埋めてお守りにしていたそうです。

 

呪術神について

メソポタミアの呪術神といえばシャマシュマルドゥク(アサルヒヒと習合後)、グラ。

当時の人々は今でいう病気になった時、先ずはシャマシュ神にお祈りをするのですが、重症な時はマルドゥク、そしてエアにも祈りを捧げます。

その為呪術神の上位として魔法の神エアを定めています。

実質 呪術神=治癒担当ですね。

 

作中はギルガメッシュがいないタイミングでリンに妊娠発覚して欲しかったので、地母神ニンフルサグを妻とするエアのところで療養させました。

なんだかんだで神々に作られたギルガメッシュを父親とする子供は絶対大事にするでしょう。当然母になるリンも大事にされるかと。

 

そしてリンは、原作(スピンオフかもですが)に出てくる「最優の子供を産む胎盤」を受け継いでいる設定です。ので、これに気づいた神々としては絶対に彼女の取り合い→都市間で戦争になってしまう為、気付けるキャラクターは、権能に治療や出産関連がある神本人もしくは配偶神に限らせています。

 

具体的には今回出てこないのも含めて

治療関連で、シャマシュ、エア、マルドゥク、グラ。

出産関連で、シン、ニンフルサグ、アヤ、ザルバニトゥ、アルル。

      ウガリットのバアル、アーシラト、アスタルト。

 

婚姻について

メソポタミアの婚姻の基本は、先ずは婚約を家長が取り決めます。つまり父親が決めるのが当たり前。例外でイシュタルの結婚だけ兄シャマシュが仕切ってますが、、、かなりレアなケースかと。

 

婚約すると、新郎の父親は新婦の実家に花嫁料を支払い&新婦の実家は嫁に出る娘に持参金を持たせる。資料によっては花嫁料と持参金は同額のようです。

結婚式は5〜7日行う。

子供が産まれると正式に入籍。

産まれなければ第二夫人を持つことも可能(新婦の妹という扱い)

 

という事で、作中にてギルガメッシュもきちんと両親に婚約の相談をしています。

ギルガメッシュの親の場合、純粋な女神ニンスン&彼女と結婚する事で神格化したルガルバンダでは恐らくニンスンの方が身分は上かと。ただ家長となるとどちらなのか不明です。

 

リンの実家は父親トキオミが死亡しているので母親アオイが家長です。

アオイがリンに持参金を渡し、ギルガメッシュ側から花嫁料を受け取れば婚約成立。

 

通常花嫁が非処女(出産経験があるという意味)やバツありですと、処女の初婚の時と比べて花嫁料がかなり安くなるそうです。

とは言え王族に嫁ぎますから(しかも子供も新郎との子)かなりいい値段にするかと。

 

作中で描写するか決めていませんが、妃は「マシュダリア」と呼ばれる例えばヤギ1頭など高価な出産祝い品を受け取ることが出来るそうです。

リンの場合、非公式でも王子を産むことになるので各地の王ではなく、神々から大量にマシュダリアがくるでしょうね。

 

 

スギの森帰還の凱旋

原典でも凱旋を行います。今作ではエルキドゥだけ喪中で不参加となっていますが、原典のエンキドゥも「ギルガメシュの功績だから」と辞退しているようです。

凱旋でのギルガメッシュは煌びやかな衣装を纏いとても美しかった。そこに女神イシュタルがやって来て彼を見初めるわけですが、、、本来都市神と王は直属の上司と部下なわけで、なんで今更??って思ってしまうのが私の本音笑

その為、作中のイシュタルはお忙しい為あまりウルクにいなかった設定にしています。

 

そんなイシュタルですが、大人気の戦&豊穣などの女神ですので、「戦で勝ちたい」「豊作にしたい」「人口を増やしたい」という各都市神の王は彼女の愛人になる事でその加護を受けられると考え、彼女の神殿を建設し招いたようです。

範囲が広く大人気だったようで、忙しい時期は同時に120人の愛人を持ったとか。

そんな妻の帰りを待つ夫ドゥムジがどう思っていたかは本人にしか分からないでしょうね。

 

グガランナについて

天の牡牛グガランナですが、ギルガメシュ叙事詩ではイシュタルのパパ、最高神アヌが作る?用意することになってます。

イシュタル「作ってくれなきゃ死者を蘇らせて地上を死者だらけにしてやる」

アヌ「グガランナを地上に送れば7年飢餓になる」

イシュタル「その分私が葦を植えるもん!」

正直…イシュタルにゾンビを用意出来るか怪しいし、グガランナ討伐後ちゃんと葦を植えたのか不明ですが、そんなこんなでグガランナは用意されました。

 

グガランナは超強力で鼻息で地面に大きな穴が空きその穴に人が何十人も落ちちゃうらしいです。その割に粘土板の挿絵に描かれる牛は人間サイズですけど。。。

 

そんなグガランナ戦。イシュタルはその城壁に座って眺めるだけだったようです。この城壁がウルクを取り囲む壁の事で戦闘が外側だったら市街地は比較的無事だったはず。それでも2〜300人亡くなったようなので、、、現実的に考えるとマジで何があったんだ?地震?隕石?とか考えちゃいますね。

 

因みにグガランナですが、古い時代ではエレシュキガルの夫だったようです。

イシュタル(イナンナ)の冥界下りの理由(いくつかパターンがある)で、喪にふすエレシュキガルを訪問というものもあるので、エレシュキガルはグガランナを喪った未亡人→ネルガルと再婚だったのだろうか?

 

グガランナ解体

グガランナの角には油がたっぷり詰まっていたりと、彼の死体はとても有益なものだったようです。ギルガメッシュとエルキドゥはグガランナを解体してシャマシュに捧げたり、民に分け与えます。シャマシュ、真っ先に自分に捧げ物が来たことに対して大喜びだろうな。

 

エルキドゥの夢

ギルガメッシュは予知夢(ただし他の人からの解説が必要)を見ますが、エルキドゥは現在の出来事を夢で見るようです。

 

アヌンナキ会議=メソポタミアの高位神7柱の会議の様子を夢で見ます。

アヌンナキとは元は「最高神アヌと、彼の配偶神キの子供」という意味。時代によってメンバーは変わります。ギルガメッシュの時代ですと↓

アヌ、エンリル、エア、シン、シャマシュ、イシュタル、ニンフルサグの7柱。

 

アヌは神の矜持の為に「ギルガメッシュかエルキドゥを死なせなければ」と言い出す。

エンリルはエルキドゥの個人神として「エルキドゥへの罰として死なせる」と決める。

シャマシュはエルキドゥを親友とするギルガメッシュの為に反論するが、エンリルの決定は覆されなかった。

イシュタルは一言もセリフがなく出席したかも不明。

 

エンリルはFGOにも出てくる天命の粘土板トゥプシマティの持ち主です。「粘土板に書いた内容が現実になる」というチートアイテムで、これを使ってエルキドゥに熱病の呪いをかけたと思われます。

 

原典でも、後日ギルガメシュがエンリルにエルキドゥへの罰の撤回を求めるシーンがありますが却下されました(多分シャマシュはついていってない)。

 

エルキドゥの死

原典エンキドゥは、自分を人とさせるきっかけとなった狩人やシャムハトを呪おうとするがシャマシュに宥められる。

…のですが、今作では先にシャムハトが死んでいるのでそこはなし。

 

あとエンキドゥが冥界の夢を見ますが、無駄に話が長くなるので省略。

作中の冥界描写はエピローグで。リンが寿命を全うしてからにします。

 

ギルガメッシュはエルキドゥと最後の語らいで、ウルクの皆で泣く事と弔いの為に自ら荒野を彷徨い嘆く約束をする。するとエルキドゥは静かに息を引き取り、、、ギルガメッシュは暫くその場から動かない。。。原典では、数日単位で動かなかったようでエンキドゥからウジが湧くのを見てようやく死んだ事を実感する程。

 

当時は「肉体が無事なら生き返るかも」という言い伝えがあった為、ギルガメッシュは最後まで彼の復活を望んでいたのでしょう。

 

Fate世界での死に際ではエルキドゥが「自分を忘れて欲しい」と言うそうです。

…が、確か原典ではエンリルがギルガメシュとエンキドゥは冥界で再会すると告げる為、その台詞は使いません。

 

不老不死探求の旅に出発

エルキドゥとの約束で、ギルガメッシュは1人荒野を彷徨います。

この時彼は獅子の毛皮を羽織っているらしいです。。。が、デザインがよく分からないのでライオンの着ぐるみでも着せようかな笑

 

なんやかんやでギルガメッシュってここまで殆ど1人きりってあんまり無かったんですよね。

生まれた時からシャマシュがつきっきりだったし、部下だって沢山いる。そしてエルキドゥと出会ってからは精神的な孤独もほぼ無くグガランナ戦前夜にちょっと寂しかった程度。

 

実際に真っ暗闇だったのか心象風景だったのか、原典でも彼は闇の中を彷徨いパニックになります。この時に何度も叫びシャマシュを呼びます。困った時にはまずシャマシュです。多分のび太くんがドラえもんを呼ぶ感覚ですね笑

 

シャマシュの工房と宝石。

ギルガメッシュは暗闇を抜け、突然見たことの無い宝石が果物のようになる美しい木が生える空間に出ます。名称がなかったので個人的な設定で「シャマシュの工房」と呼んでいます。

 

シャマシュは宝石がなる木の持ち主→宝石魔術師のリンと相性がいいという解釈です。

(相性はいいと仲がいいかは別)

メソポタミア地域では宝石がとれません。インド方面かヨーロッパに近い北へ行く必要があり、宝石を扱うリンの出身地を北部ハランにしたのもそれが理由です。父トキオミはハランに移住してから宝石魔術と出会っています。

 

女神イシュタルはラピスラズリを好みシンボルカラーを青としていた為、ウルクは東山脈を越えたあたりに「ラピスラズリの道」と呼ばれている採石地から宝石を輸入していたと思われます。他にも場所は不明ですが、ギルガメッシュの祖父エンメルカルの時代のアラッタ市にも宝石が沢山あったとか。

当時、遠方との取引は王の仕事でしたのでギルガメッシュも外国から宝石などを輸入していたはずです。

 

その為ギルガメッシュも個人財産として宝石を所有していたでしょうが、シャマシュの方が効率よく宝石を(リンに)提供できたでしょう。さらに冬木と違って宝石には最初からマナ(魔力)が込められているでしょうから、いちいち宝石に魔力を溜める必要もなし。

うん。リンにとっては最高ですね。

 

これがシャマシュ目線になると「ぜひリンにこの工房を任せたい」になります。シャマシュはものすごく忙しく直属の部下(使い魔)も数体いますが、宝石がなる木を管理出来るコはいなかったのでリンは適任かと。

ただ神秘な空間→ギルガメッシュは偶々来ちゃったけど人間が来れない場所がいい→冥界の片隅にあるってことにしよう→けどリンも生きているうちは来れない。シャマシュとしてはリンにはさっさと死んでもらって自分の使い魔にしたい!いうのが本音になってます。

 

シドゥリの酒場

FGOプレイヤーみんなに愛されるキャラクター・シドゥリさんの元ネタ、女神シドゥリの拠点です。

女神シドゥリは、原典初期は名前がなく、のちに名前と彼女が神という証のディンギルをつけられます。さらにイシュタルの別側面という説もあるようですね。

 

私が描く女神シドゥリさんはイシュタルの隠し子設定になっており、この酒場はイシュタルの隠し子&初恋の相手が運営する秘密の場所。大人気故に信仰内容に縛られるイシュタルが唯一真の自由に過ごせる憩いの場となっています。同時にドゥムジのお得意先でありサボり場。

一見さんお断りで、紹介状がないと入れない仕組みです。

 

何故そんな設定にしたのかって?

ドゥムイシュの馴れ初め話を読むとイシュタル→エンキムドゥを応援したくなるからですよ笑

その辺語ると長いので違う記事で書くと思います。

 

因みにシャマシュは、「地上と冥界全てを見渡せる」+高位神なので天界&天上界も自由に行き来出来るチート存在ですが地下世界だけは管轄外の為ここの存在は知らないかと。

 

この世界でのジウスドゥラファミリー

そもジウスドゥラとは誰か。元々は古代都市シュルッパクの賢者で人間。洪水伝説にてエアからの助言従い、方舟を作り仲間達を助け生き残った。そしてなんやかんやで、妻と共に神格化された=作中では神。

 

アニメ版FGOバビロニアのジウスドゥラの中の人繋がりで、ジウスドゥラ=言峰綺礼を元にしたキャラクター「キレイ」となってます。外見はジウスドゥラとしての登場時は5次綺礼。トキオミの個人神として登場時は4次綺礼にしていますが、そこまで描写するかなぁ。

 

というわけで、ジウスドゥラの外見設定に合わせて彼の妻はFateのクラウディアさん。彼の息子ウルシャナビ→カレンで描いています。

 

若返りの薬草探しでのポイント

若返りの薬草(シーブ・イッサヒル・アメル)探しでは、ギルガメッシュにとって久々の相棒ができます。見た目がカレンのウルシャナビなんですけど。

言うまでもなく大して仲良くはなりませんので、新たな恋も友情もありません。今回は「相手が誰でもいいとは限らない」という事を学んで頂きたいですね。

 

若返りの薬草について

原典では苦労して薬草を手に入れますが、水浴びをしている隙に蛇に食べられ失ってしまいます。「人間は不老不死にはなれない」という教訓のお話しだからです。

 

今作のギルガメッシュはあくまで金凛がテーマなので、不老不死探求も自分の不老不死ではなく、自分より寿命が短いリンを延命させることが目的です。彼は王として慢心をも売りにするキャラクターですが、今回は個人的な旅+本気モードなので慢心を捨て去り無事薬草を持ち帰ります。

 

プロポーズの旅の必要性。

無事ウルクに帰還した後はメソポタミアを去ったリンにプロポーズをする為の旅に出ます。と言っても結婚の基本は家長同士での契約です。本来は親同士で話し合うべきですが、ギルガメッシュの両親は神であり基本的にはキエンギ(メソポタミア)を出ないし、平時は天界に住む存在です。ギルガメッシュ本人が彼女に会いたい為というのもありますが、メソポタミアの結婚には隠れた重要ポイント「嫁は夫の個人神と上手く付き合うこと」というものがあります。

 

つまりギルガメッシュの場合は、リンの母と契約するだけでなく自分の個人神シャマシュを説得する必要があります。

 

あらすじでは省いているのですが、この世界の設定に…

「夫の個人神と上手くいかない嫁は出産死する」法則があり、リンの親友ルガルシャの母親がこれを理由に死んでます。もちろん上手く付き合っていれば無事出産できるかも別問題で、当然出産の権能を持つ神々への祈願は必須だし最後は運です。作中ではシロウの母親が低い幸運値のせいで出産死しています(そのせいでアーチャーが妊婦に対して異常に過保護)。

 

リンが信仰しているシンは出産の権能を持ちます。彼女を気に入っているバアルも出産の権能持ちなので、リンはシャマシュと上手くいかずとも出産には困りません。というか彼女が里帰り出産する場合メソポタミア宗教圏から出るのであんまり気にしなくていいです。

 

あとウルクで出産となってもシャマシュ個人としては彼女をさっさと冥界に連れて行きたいですから、リンがシャマシュと仲良くなっただけでは出産死への道まっしぐらです。

ギルガメッシュはその辺の事情まで把握していませんが、彼女との未来の為にシャマシュを説得する項目は必須です。

因みに個人神としてのシャマシュギルガメッシュに激甘ですので、事前に言いつけた条件さえクリアすれば、シャマシュ個人の希望を後回しにして即okをくれます。

 

※本来の王族の結婚は

王同士で婚約を決めてから、嫁が直接やってきて初めて対面し挙式。新郎新婦本人達の意思は関係なし。普通はプロポーズの旅とか必要ありません!

 

個人神システムのオリジナル設定

個人神について一点だけ私の想像設定があります。

 

「男子が産まれると分かり次第、父親の個人神が産まれる男子につく個人神を決める」

 

基本的に個人神は産まれる男子の先祖がなるそうです(例外ok)。

ただ歴史資料を見てもいつの時点でつくのかは分からず、、、もし男子が産まれた瞬間からつくなら、神々の間で担当者を決めておくのだろうか?と考えてオリジナル設定を作りました。

 

私が書く物語の場合は、妊娠が判明→父親の個人神が夢解きや出産の権能を持つ神に相談→性別が判明し男子だったら、子供の個人神を探す。という流れに統一しています。

 

作中の例外はシロウ。シロウの父親はキエンギ人では無い=個人神を持ちません。母親が信仰しているシンの神殿へ行き神託を受けます。そこで子供が男子だと判明し、個人神になってくれる誰かを召喚しようと試みます。

FGOバビロニアウルク巫女がイシュタル召喚を行ったくらいですから、「人間が神を召喚しよう」という試みは有りです。

で、シロウの母親は神じゃないけど、後のアーチャーを召喚しております(凛がアーチャー呼びするまでは無名さん)

 

ギルガメッシュの後継となるウル・ヌンガルは、歴史資料において本当に情報が少なく、個人神以前に血の繋がりも不明です。

という事で、せっかくなので同じく情報が少ないシャマシュの息子ミシャルをつけました。

 

個人神システムいいですよね。

上手くいけばトキオミを息子の個人神にできるんですよ。とっても夢があります。死者を復活させる事は出来ないけれど、死者を守護神として召喚し再会も可能なんですよね。

 

ギルガメッシュがエルキドゥを喪うことで成長したように、凛ちゃんはトキオミの死を糧に成長し良い女に育ったと思います。だから最初にトキオミがギルガメッシュに殺されちゃうのは必要な出来事だった。。。けれども金凛ちゃんの真のハッピーエンドはトキオミに祝福されてこそだと思います!

 

ギルガメッシュ叙事詩の世界観で金凛ちゃん。絶対良きですよ〜

 

 

そんなお話が見たいです。せば