青森でアップルパイ巡りをしている人の裏側

ゆめうさぎの趣味ブログ。アップルパイと推し活記録の置き場です。

Fate金凛ちゃんでギルガメッシュ叙事詩を読みたい 前編

叙事詩関係ないけど。私の脳内こんなカンジ

………ふぅ。久々のFateネタです。

タイトルどおり。Fateギルガメッシュ×遠坂凛×ギルガメッシュ叙事詩を読んでみたいけど、見つからないので自家発電中です。

とは言え長いし、手が痛いしで完結する自信がないので書いたところまでpixivにアップしますという予告です。本文は18禁なのでブログにはプロローグや設定のみの掲載です。

 

コンセプトは「ギルガメッシュがリンを幸せにする」

公式作品を見ているとそれぞれ自力で幸せになる孤高の2人ですが、今回は主人公ギルガメッシュが奔走して彼女を幸せにするお話にしたいと思います。

実在したビルガメシュは独身だったかもしれませんが、無理矢理家族にしてハッピーエンドにしちゃいますよー。ただし、馴れ初めは最悪です。

↑分かりにくいですが地図を書きました!よく戦争している地域のちょっと東になります


プロローグの一部

 

古代メソポタミア都市国家ウルク。そこでは1/3人間2/3神という半神の暴君ギルガメッシュ王が権力を振るっていました。彼は男達を毎日休みなく働かせ、夜には挙式後の新婦に対して祝福という名の初夜権を行使します。そしてこの祝福に異を唱えた者はその場で処刑されてしまいました。

 

困り果てた民は、最高神アヌに助けを求めました。アヌ神は女神アルルに命じ、王に対抗する半獣半人エルキドゥを作らせ、スギの森に送り込みました。エルキドゥは、実質的最高神エンリルを個人神とし、森の守護者フワワに育てられ、軍神ニヌルタに鍛えられ、森の動物達を束ね、地上最強の生きた兵器となりました。すると森に訪れる猟師は彼を恐れ、狩りが出来なくなってしまいました。

 

この噂を聞きつけたギルガメッシュ王は、エルキドゥを弱体化させる為、娼婦シャムハトを森に送り込みます。シャムハトはエルキドゥを魅了させ、66晩交わり、彼を弱体化させ知恵を与えました。2人が恋人になると、森の動物達はエルキドゥを恐れ、彼から逃げてしまいました。エルキドゥは森での居場所を失ったのです。

 

そこでシャムハトはエルキドゥをウルクに連れ帰る事にしました。エルキドゥはそれまで獣だった姿をシャムハトそっくりに変身し、彼女から人間の振る舞いを学びました。旅の中、彼は彼女からウルクの現状を教わります。そこでギルガメッシュ王が初夜権を行使すると聞き、怒りが湧いてきました。シャムハトは、このままではエルキドゥと結ばれた自分も、挙式の後無理矢理王と交わらなくてはならないと彼に訴えます。これを聞いたエルキドゥは、恋人を守る為ギルガメッシュ王を止める決意をしました。

 

一方ギルガメッシュ王は、人生初の友が現れる夢を見て、その日を楽しみにしていました。そしていつものように民の結婚式会場へ向かうと、シャムハトがエルキドゥを連れて現れます。彼女らは式場の入り口で立ち塞がりました。

ギルガメッシュ王は、初夜の祝福を邪魔され大変怒りました。そしてエルキドゥと決闘を始めたのです。

 

2人の激しい戦いは丸3日続きました。4日目の朝、ウルクの神と民が見守る中、ついに決着がつきました。ギルガメッシュ王もエルキドゥも力尽き、引き分けとなったのです。そしてお互いを讃え合いハグをして、2人は友になりました。

エルキドゥはウルクの民に受け入れられ、シャムハトと共に暮らし始めます。ギルガメッシュ王は民の意見を聞き入れるようになり、初夜権を破棄し、政を見直し、暴君から愛される王になりました。さらにエルキドゥはウルク兵の幹部となり、兵達を鍛えて最強の軍隊を作りました。

 

力をつけたウルクは、当時王権を持ちメソポタミア最強と謳われたキシュと対立します。戦になりますが、エルキドゥの活躍によりキシュ王アッガは降伏しウルクに王権を返還しました。

すぐにギルガメッシュ王はニップルに行き、最高神エンリルから王権授与の儀を受けました。こうしてウルクメソポタミア最大の都市になり、世界の中心になりました。

 

アッガは捕虜となり、ウルク長老会のメンバーとしてギルガメッシュ王の部下になりました。

長老会とは、王に政治の助言を行う王直属の部署です。

アッガはキシュの運営経験を活かし、ギルガメッシュ王にさまざまな助言をし、南にあるエンネギ村の統治を進言します。

 

エンネギ村はウルクと、ウルクの兄弟都市にあたるウルとの間、つまりウルクの南になる小さな村です。都市神はおらず、ウルの管理下として主に冥界神関連の宗教の拠点となっています。「エンネギには冥界への捧げ物を届ける管がある」と言われ、各地から供物が集まってきます。

これをビジネスとして活用しようという企みです。

 

ギルガメッシュ王は気乗りせず、この企みを保留にしました。最高神エンリルから王権を授与される際に、領地の拡大ではなく維持と守護を命じられたからです。ウルクから侵攻する事は出来ません。

 

アッガがエルキドゥに相談すると、エルキドゥは直ぐに単身でエンネギ村へ乗り込みました。

エンネギ村の領主は仮面の少年魔術師2人組でした。ウルの都市神、月神シンのフォロワーで、シン直々の命によって若いながら2人で助け合って村の管理をしています。エルキドゥはアッガからの伝言をギルガメッシュ王の意思として伝えました。

 

ところが領主2人は彼の話を断りました。2人共、過去に父親をギルガメッシュ王に殺されています。そんな王の下につくなど例え神が許しても自分達のプライドが許しません。話し合いの場に応じる気もなく、エルキドゥには村への出入り禁止を命じます。

エルキドゥは親友ギルガメッシュの顔に泥を塗るわけにはいきません。仕方なく力づくで彼らを従えさせる為、魔術師2人を相手に決闘を挑みました。

 

結果、エルキドゥが勝利しました。魔術師2人のコンビネーションは強力で大変苦戦しましたが、乱入してきた彼らの愛犬を庇い、1人が足を負傷したのです。骨折でした。エルキドゥは止めとして殺そうとしましたが、その愛犬が降参を訴え中断し、負傷者を捕虜としてウルクへ連れ帰りました。

 

捕虜になったエンネギ領主は、ウルクの収容所で黙秘を貫きました。アッガによる脅しにも提案にも何も答えません。それどころか強力な魔術により装備を外す事ができず、食事も治療も拒否しました。アッガは交渉を諦め、領主を牢屋へ閉じ込めました。それでも領主は何も話しませんでした。

 

※よくよく考えたらこの時代のアッガって王じゃなくて王子ですよね。。。キシュ、アッガ関連は書き直しそう。

 

pixivに載せたいプロローグはも少し続きがあって

この後スギの森方面から戻って来たシャマシュ神が、牢屋から領主リンを引っ張り出して保護して、ギルガメッシュのお部屋に運んできてわちゃわちゃセクハラする流れです。

 

金凛ちゃんて公式での相性EXというだけあって、すぐ子供できそうだからつい18禁にしちゃうよね笑 凛ちゃんも継いだであろう「最優の子供を産む」体質とか絶対活かしちゃうでしょ。ブログじゃ掲載出来ません。

 

気になる方は、数週間後pixiv小説「金凛」タグで検索してみて下さい。

ただメソポタミア神が多数登場するのと、宗教感多めの設定なので古代オリエントの基礎知識とか関心がないと読みにくいかと。マニアックです。

 

 

以下最初にネタバレしてもいい人向けのあらすじです。流れはだいたいギルガメシュ叙事詩ですが、時系列としては叙事詩に省かれた原典「ギルガメシュとアッガ」と「ギルガメッシュフンババ」の間スタートです。

 

 

前提

愛を知らぬ王様ギルガメッシュが主人公。

もちろん過去にはトキオミ殺しちゃってる。そのせいでリンに嫌われて隣国なのにずっと避けられていた。

 

↑プロローグにて

エンネギ領主リンを捕虜兼、実質神殿娼婦として同居開始。名目は療養。

 

本編スタート

リンをジグラット内に軟禁。ギルガメッシュ→リンの魔力目当てで毎晩の夜伽相手にする。淡々としていて仲良しではない。けど体の相性がいいのと、どちらも仕事の能力が高いので少しずつ認め合う。

ギルガメッシュは自室に彼女を軟禁したつもりだが、彼女の脱出スキルが高すぎて対策が追いつかない。リンは足を負傷しているが、逆立ちで移動しちゃう笑

さらにシロウの個人神でリンの保護者だったアーチャーや、彼女を気にいる神アダドも手を貸しにくるので、昼間はあんまり苦労しない。

 

リンの怪我が少しずつ回復。彼女の相棒シロウと親友ルガルシャ王子が訪問しにくる。再会を喜ぶ彼女を見てヤキモチを知る。シャマシュからスギの森のフワワ討伐依頼を正式に受ける。

シャマシュだけリンの懐妊に気づく

 

リンが完全回復。ギルガメッシュ同伴でエンネギに戻り、一悶着あるが和解。ウルクとエンネギの交易を始める。この時にギルガメッシュは(能力的に)リンを妃に迎えたいとシロウに宣言。シロウは無反応だが横で聞いていたシャマシュが反対。小言のオンパレードでめちゃめちゃ文句を言われる。

※この辺はギルガメッシュもリンも恋愛感情無し

 

スギの森遠征の準備開始。

リンはギルガメッシュからウルクの留守番を命じられる(リンは留守番以前にフワワ討伐そのものを反対するが、シャマシュが突っぱねる)。エンネギの管理業務を完全にシロウに引き継がせて、自分はウルクでの業務を勉強。ウルク中を見て回り、彼の功績を見たことによってようやくギルガメッシュ本人の魅力に気づき、口には出さないけど尊敬し始める。

 

一方ギルガメッシュは、リンを妃候補として両親に紹介したいと実家へ申し出るが母ニンスンが猛反対。毎日毎日仕事帰りに交渉しに行くが門前払い。ついにニンスンが実家イシンへ逃げてしまった。

※まだ恋に無自覚な段階

 

@番外編@

オジマンディアス&ネフェルタリ夫妻が訪問

エジプトから数年ぶりにファラオオジマンディアスがハネムーンにやってくる。王として接待するギルガメッシュにリンも同席させられる。

言うまでもなくオジマンディアス=ラムセス2世。彼はウルクまでは滅多に来ないもののハランには毎年交易で出かけていた為幼少期のリンとも何度か会っている。

そこで暴露されるリンのお転婆過ぎる過去。リンとネフェルタル妃のガールズトーク

読まなくてもいいけど、読むと違和感を解決できるって内容。

※健全。時代背景無視でファラオをゲスト出演させる回です。

 

中盤

 

ギルガメッシュ&エルキドゥはフワワ討伐でスギの森へ。

イシンにてギルガメッシュが再びニンスンに交渉を迫るところを除くと、フワワを倒すところまでは概ね原典どうり。移動スピードが違うのでほぼ別行動だが、ウルク兵もスギの森へ向かっている。

 

フワワを殺した瞬間、彼女の呪いが発動。フワワは「エルキドゥとギルガメッシュがそれぞれ愛する人を殺す」為に死霊となってウルクへ高速飛行する。エルキドゥも飛行して追いかけるが追いつけず。

さらにフワワ討伐を聞きつけた西の最高神バアルが怒って飛んできてシャマシュがこれに応戦。ギルガメッシュはエルキドゥ達を追えなかった。

 

まもなくウルクにて。

死霊フワワによって先ずシャムハトが殺される。次のターゲットになったリンだが、お供のセイバー(犬の神獣)の活躍により呪いは受けるものの致命傷は避けた。そしてすぐに駆けつけたニンスン&グラと共闘となり、最後はフワワがずっと会いたいと思っていた母アルルの手によって消滅。

直後にリンは力尽きて治療の為にエリドゥの神殿へ移動。ここで自分の妊娠を知り悪阻が始まる。安定期になったら実家へ帰る計画を立ててそのままエリドゥで療養。ヒトの身で半神を産む事になるので魔力消費が激しく寝込みがち。

 

※シャムハトの動きは変更しそう。

古代メソポタミアの遠征隊には女の子を連れて歌わせる風習があったらしく、シャムハトはお留守番させるより同行させる方が能力的に合いそう。

 

エルキドゥはシャムハトの埋葬をしてからスギの森へ戻りギルガメッシュと合流。遅れて到着したウルク兵と共にスギを伐採。ウルクまでの帰還の旅は原典どおり。途中ニップルに寄りエンリルにスギを奉納。その際フワワの件で怒られ、エンリル自らフワワを埋葬する。

シャマシュはバアル戦で負傷し暫く自分の神殿を転々としながら療養。ギルガメッシュ一行がシッパルを通過する時に再会。太陽が出ている時間だけ同行し夜間は神殿で療養。

 

ウルクに帰還

…の前にギルガメッシュシャマシュと共に療養中のリンに会いにエリドゥへ。残念ながら彼女は深く眠っており会話は出来なかったが、フワワの呪いによる傷跡を確認する事で彼女への想いを自覚し認める。

次にウルの神殿と、エンネギに寄ってスギの森の成果とリンの状態を報告。

 

ウルクに帰り両親に報告。改めて彼女を妃の件を切り出すとニンスンはあっさり承諾。リンの実家が認めたなら親として構わないと許可が出る。

 

原典どおり凱旋を行い、イシュタル登場。

シナリオ通り求婚を断わるとイシュタルが撤退。凱旋の続きを行ってその後部下達と酒盛り。

(エルキドゥは喪に伏しているので不参加。シャマシュは相変わらず夜は不在)

久々に1人の夜を過ごす事になり、寂しさを覚え、、、未明、目が覚めてしまい、すぐにリンの元へ飛んで行く(正確には馬で走る)。

 

エリドゥに到着。

神殿の主人であるエアに挨拶とリンの回復祈願をする。キレイ(ギルガメッシュはキレイの正体を分かっていない)に案内されてリンの元へ行く。

 

リンの方はセイバーが吠える声によって目が覚めギルガメッシュの訪問に気づき、扉越しで対応。リンとしてはウルクの留守を任されたにも関わらず自分が負傷して療養していることが申し訳なく、被害額分稼ぐ見込みができるまでは彼に会いたくない。おまけに悪阻もあるので余計に会いたくない(妊娠の件は内緒)。扉につっかえ棒をして片目で覗ける程度の隙間しか作らない。

 

そこにアーチャーやシャマシュ他がやって来て一悶着起こっている時に、ウルクで神獣が暴れている報告が入る。ギルガメッシュはリンとの対面を諦めウルクへ移動(シャマシュの戦車使用)。

 

ギルガメッシュが出発した頃、リンはアーチャーと喧嘩になる。アーチャーがキレて手を上げたタイミングで空気を読まない新キャラ、ミシャルが登場。ミシャルはシャマシュの息子で正義の神、リンの子供の個人神となる。子供とリンの世話係も兼ねるので、ここでアーチャーはお役御免。ここからは本来の仕事であるシロウの守護に専念。

 

グガランナ戦は大体原典どおり。

エルキドゥと共に戦いグガランナを退治・解体。

イシュタルが激オコで、ギルガメッシュ達を攻撃するかもだけど、一応シャマシュもいるしおっかないお母ちゃんがなんとかしてくれると思う。

 

終盤

 

ほぼ原典どおり。

エルキドゥはアヌンナキ会議の夢を見て自分の運命を知る。

翌朝ギルガメッシュに夢の内容を話し、シャマシュも連れてニップルにいる自分の個人神エンリルを説得しに行く。が、エンリルはフワワ殺害だけでなくグガランナまで殺した事に激オコ中。説得に失敗どころか飛び火してしまいギルガメッシュまで怒られて、ギルガメッシュの個人神としてシャマシュも怒られ口論となる。

 

この時エンリルに「さっさと誰か娶って後継者を産ませろ」と言われギルガメッシュは妃候補の名前を出すがシャマシュがそれを全否定。

帰り道にリンを妃にするには条件が満たされないし、近々実家に帰すから本当無理。強行突破したら彼女を殺させると釘を刺される。ついでにニンスンが最初頑なに妃候補の紹介を断ってのはシャマシュからの上司命令だった事が発覚。

 

10日後。

エルキドゥはエンリルからの罰により熱病で死ぬ。

ギルガメッシュウルク民総出で葬儀を行い、友との約束で弔いの為に1人荒野へ旅に出る。

※なるべくシャムハトと同じ場所で埋葬したい。

 

不老不死探求の旅。

1人闇の中を彷徨うギルガメッシュは今更ながら人生初めて孤独と死への恐怖を味わう。

パニックになり足を滑らせて穴に落ちてしまう。

 

シャマシュの工房。

落ちた先でシャマシュと再会する。宝石が果物のように実る宝石の木が並ぶ美しい空間。これを見てギルガメッシュはメンタル回復。

シャマシュは、ここと違って地上は時の流れが早いから、さっさとウルクへ帰れと急かすが、ギルガメッシュは死が怖いから不死の術を探すと無視。今度は地下世界を彷徨う。

 

中略

 

シドゥリの酒場。

謎の浜辺にたどり着いたギルガメッシュは、1人の女性を発見し追いかける。ところが女性は近くの小屋に駆け込んでギルガメッシュを拒絶。ギルガメッシュが扉越しに不死を探し求めている話をすると、女性は叙事詩で有名なセリフを語るが「妻と子供を喜ばせなさい」でギルガメッシュは「自分には妻も子供もいない」と反論。ここでシドゥリが「??」となり仲間とヒソヒソ相談。扉越しで違和感を感じたギルガメッシュは自分に隠し子でもいるのか訊ねる。仕方なく先代ウルク王でもあるドゥムジ(酒場の常連客)が対応するが質問の答えに対しては個人情報だから教えられないとはぐらかされた。

 

中略

 

ジウスドゥラの家。

ジウスドゥラの家にて原典に出てくる「6日間眠らないチャレンジ」に挑戦し惨敗。けどなんやかんやで久々にまともに睡眠をとりパンを食べたことで体力回復。隠し子の存在についてはジウスドゥラにまで個人情報だからと教えてもらえなかったが、彼の妻が助け船を出し「シーブ・イッサヒル・アメル」いわゆる若返りの薬草について情報を得る。

 

若返りの薬草探し。

ジウスドゥラの娘ウルシャナビに舟を出してもらい薬草探しの旅に出る。

原典では入手した後、蛇に食べられ失うが今回は慢心せずすぐ宝物庫に収納。無事に持ち帰る。

 

帰還  ※ここからはオリジナル展開しかない

ウルシャナビに送って貰い地上へ。たどり着いたのはエンネギだった。

奇跡的に彼女に会えないかとリンが住んでいた家に行くが家主は不在。留守番中のアーチャー&セイバーに遭遇し小言を浴びせられる。

現状確認し「リンは予定どおりとっくの昔に実家へ出発している」「彼女の伝言でシロウがウルクの被災地で復興活動をしている」と情報を得てウルクへ移動。

因みに自分が旅に出てから1年経っていた。

 

ウルクにてシロウ&ルガルシャと再会する。シロウはリンと築いてきた人脈で若者を募り、彼女に貰った資金でウルクの復興、具体的には被災者の保護や建物などの修復を行っていた。ルガルシャも社会経験として部下達を連れ修復の手伝いをしていた。

政策等は父親ルガルバンダが代理で行っていた。それぞれ再会を喜んだ。

 

ギルガメッシュは求婚に必要なものを揃えすぐにハランを目指して出発する。

旅にはルガルシャが同行する。彼は元々リンに遊びに来いと言われていたのもあるし、政界での人脈を広げるのが目的。ついでに通訳も兼ねる。

※ルガルシャの個人神シャルシャガナもいるが割愛

 

ルガルシャに振り回されながら各都市に寄り道をして北上。各地にリンの足跡があり、回収しながら民の生活を客観的に見て無意識に「人の王として何をすべきか」学んでいく。

 

ハランに到着し王に謁見。ハラン王はリンの居場所を知っているが教えてはくれず、先にエフルフル(ハランにあるシンの神殿)にいる彼女の母親に挨拶する事を勧められる。ルガルシャとはここで解散。

 

エフルフルでは、リンの妹サクラが待ち構えており半殺しレベルで攻撃される。父親の仇が姉まで奪いに来たと思っており殺意しかない。しかもサクラ達ハランの民にとってはキエンギ(メソポタミア)の王がどうなろうと興味がない為容赦ない。

ギルガメッシュとしては、立場上謝るわけにもいかず迎撃してサクラに怪我をさせるわけにもいかず大ピンチ。致命傷一歩手前のところでリンの母アオイが登場。サクラを止めてくれる。

 

ギルガメッシュはアオイにリンを娶りたいと申し出る。アオイは本人の意思を尊重したいから直接言うようにと彼女の家の場所を教えてくれる。ついでに怪我の治療もしてくれた。

 

郊外にあるリンの棲家に到着(外観はめちゃめちゃボロいし、周辺はまるで隕石が落ちたかのようにボロボロ。家の形状はこの当たりのものよりウルクに近い)。家の前ではシャマシュの息子ミシャル(ギルガメッシュは初対面)が待ち構えており、中に入れてくれる。

 

シャマシュと再会。淡々と互いに近況報告して用件と、過去彼に言いつけられた結婚条件を満たした事を報告。シャマシュとしては賛成はしたくないが認めざるえないのでギルガメッシュの求婚を渋々承諾。彼女がいる中庭に案内してくれる。

 

リンは赤子を抱きながらお昼寝中(日向ぼっこ中に寝落ちした)。赤子の方が先に気づきリンを起こす。赤子ウルはギルガメッシュが自分の父親だとすぐに認識し大喜び。対するリンは子供を取り上げられないか心配で緊張。ギルガメッシュは(プロポーズのつもりで)3人でウルクへ帰ろうと親子2人を抱きしめたところで気が緩み倒れた。

 

翌日。ギルガメッシュが目を覚すと既にリンはおらず、突然の育児に大苦戦。1/3半神である息子は人間の0歳児と違いパワフルでやんちゃ。おまけにギルガメッシュに懐いて大興奮ではしゃぎ回り調度品を薙倒し家の中が大荒れ。最後にはお腹が空き母の乳を求めてギャン泣き。王も泣きたい。

 

一方リンは王宮へ行きルガルシャと再会。ウルクの近況報告を聞いて一安心する。リンとしては、シロウに任せたエンネギの運営が心配なのとアーチャーとは喧嘩別れしたままなので仲直りをしに一度キエンギまで行きたかった。なお、ギルガメッシュからのお誘いはあくまでウルクジグラットへ就職のお話かと思いプロポーズだとは思っていない。ルガルシャが帰る時について行けたら安心だなぁという認識。(ルガルシャは彼女が「プロポーズされた事に気づいていない」事に気づいているがつっこまない)

 

早速母と妹にウルクへ行く決意を伝える為エフルフルへ移動。すると育児に困り果てたギルガメッシュが走ってきて泣きつかれた(リンの居場所はシャマシュに聞けばすぐ分かる)。

ウルを寝かしつけたリンはアオイとサクラにウルクで働く話をする。ここで本人以外全員プロポーズ不発の件に気づいたが誰も突っ込まない。むしろサクラはそこに喜び就職ならよいのでは?と賛成。

 

ここでようやくギルガメッシュも彼女に気持ちが伝わっていない事に気づき、公開プロポーズ。リンは驚いて混乱し逃走。1人になったところで、ウガリット最高神バアルに誘拐され…一悶着(神々が空中戦)…危うく転落死するところだったがギルガメッシュが間一髪で救出しリンはやっと婚約を決めた。

リンとギルガメッシュは親子でトキオミの墓参りをする(床下じゃなくて集団墓地)。

シャマシュはリンにかけていた呪いを解き(ディンギルは残す)、ギルガメッシュ達はハランで婚約式。その後ブラヌナ川(ユーフラテス川)沿いの各都市に寄り神々に結婚と王子誕生の報告をしながら帰国。ウルクにて結婚式を挙げる。

 

エピローグ

 

本編から約10年後。リンは留学予定の娘(7歳前後)と共に長めの里帰り出産&娘の世話でハランに滞在中。そこにギルガメッシュ&シャマシュが、次に産まれる息子の個人神を連れてくる。紹介されたその個人神は、リンが1番会いたかったあの人でー。

 

最後は冥界。

リンはこの時代にしては長めの50歳近く、ギルガメッシュは半神にしては短い130歳程度で死ぬ予定。リンは死後シャマシュの工房・宝石がなる木の庭師として就職。ギルガメッシュは死後エンネギの都市神として祀られるがあくまで冥界神。冥界でネルガルに次ぐナンバー2として就職しエルキドゥとも再会。当然リンとも再会を果たし、神代の終わりまで幸せに暮らすでしょう。

 

重要キャラクター。

簡単な説明。詳しくは別記事で。※は外見イメージ。

 

ギルガメッシュ

主人公。本編では30歳ちょい。5代目ウルク王で2/3半神。基本的にはシャマシュのフォロワー。他3大最高神も真面目に敬っている。王としてとても真面目で仕事熱心故に冷酷。お友達が1人しかおらず、愛はまだ知らない。

※不老不死探求の旅に出る前までは弓ギル、帰還後は術ギルをイメージ

 

リン

ヒロイン。10代後半。宝石魔術師。シンのフォロワー。金儲けと筋トレを愛する男装女子。エンネギ村領主の1人(本来は補佐官)。幼少期より神々に愛される体質で本人が何かしてもしなくてもトラブルが発生する。シャマシュによる呪いで普通の人間からは男の子に見られる。

※高校生遠坂凛をイメージ

 

シャマシュ

正義や太陽など様々な権能を持つ高位神。シッパル市とラルサ市の都市神でギルガメッシュの個人神で育て親。イシュタルとは双子の兄。少女時代のリンに呪いをかけ(あくまで祝福)所有印ディンギルまでつけたせいで嫌われエンネギ村に出禁とされていた。

※顔と体は術ギルそっくり。襟足が長くて、睫毛が長く、お尻だけ女の子っぽい(地雷)

 

エルキドゥ

ギルガメッシュの親友。もしかして10歳未満だよね。神々に作られフワワに育てられた半獣人で生きる最強兵器。ウルクのヌバンダ。エンリルのフォロワー。普段は恋人のシャムハト仕込みで礼儀正しいが、ギルガメッシュ以上に好戦的。

FGOエルキドゥと同じ。

 

シャムハト

エルキドゥの恋人。年齢不詳。歌手で魔術師。イシュタルのフォロワー。ウルクの民に愛される元最強の娼婦。人間の男じゃ満足出来ずエルキドゥにゾッコン。エルキドゥ出撃の遠征では毎度歌手として同行する。攻撃・回復・補助魔術どれも使えるのでかなり優秀な人材。

※エルキドゥの赤毛巨乳女子バージョン。

 

ルガルシャ

リンの親友。本名はルガル・シャ・ゲンシュル。ギルガメッシュと同い年。ラガシュ市の王子で1/4半神。ニヌルタのフォロワーでシャルシャガナを個人神とする。王子=王より自由度が高い立場+半神なので機動力が高く行動範囲が広い。コミュ力も高くてカリスマ性もあり、戦闘力もかなり強い万能キャラクター。実はバツ2で結婚は懲り懲り。

FGOセタンタそのまんま。

 

フワワ

中ボス。スギの森の怪物。動物達を従えて森を守っている。エルキドゥの育て親で姉のような存在。人間の都合で悪者となっているが、フワワ自身は自分の仕事しかしていない。

※SNイリヤをイメージ。

 

イシュタル

トラブルメーカー。愛と美、金星など様々な権能を持つ人気ナンバー1の高位女神。アヌと共にウルク市の都市神なのだが、フォロー範囲が広すぎて出張が多くほとんどウルクにいない。シンの娘でアヌの養女。エンリルとエアはパパ。

※少女時代は凛顔。死んで復活してからはフェイクイシュタルを金髪グラマーにしたイメージ。

 

 

 

前半記事を書いての呟き。

古代メソポタミアは個人神の存在によって、男性キャラクターを出すとセットで神も出てくるから単純にキャラクター数がめちゃめちゃ多い。。。

 

メインブログの食レポ記事が毎度600〜1000文字ちょいですが、今10000文字超えてます。超えるのはいいけど保存とかに時間がかかりますね。。。

ので、前半後半と分ける事にしました。

 

属性もりもりの重要キャラクターですが、ただ単にお気に入りだから凝っているのではなく、メソポタミア神話や考古学×Fateの世界観から持ってきている設定がほとんどです。

書くときに考古学に基づいた世界観じゃないと気持ちが悪くって、マニアックな世界になってます。。。(他の人の作品を見る分には気にならない)その結果、マニアックな方にしか分からないという。。。ですので、メソポタオタク同士じゃなくても分かるように小ネタの解説を書きたいですね。

 

あと地理ね。

今作は主人公の移動範囲が広く、いちいち寄り道もするのでせめてユーフラテス川沿いだけでも解説できたらと思います。

この主人公とヒロインは母国語も違うし、南北で広いから気候も違うし、一般人のカラーリングまで違う。。。

 

前半記事はあくまで私の創作内容を書いただけですが、後半記事は皆様の創作の参考にもなるような内容を目指します(宣言)

せば

 

 

後半書きました!あらすじを読んだだけではわからないディープなメソポタミアネタが詰まっております。ちょっぴり古代オリエントの勉強になりますよ。

yumeusagiyukiusagi.hatenadiary.jp