こんにちは ゆめうさぎです。
先日NHKの番組でギルガメシュ叙事詩に出てくるクックのレシピを放送され、私も愛読している「古代メソポタミア飯」が大人気らしいですね。ファンとして嬉しいです。
ギルガメシュ叙事詩の本はいろいろ発行されてますが、古代メソポタミア飯は文章表現が分かりやすいし、コラムもあるので初心者向けで楽しいです。オススメ!
*元からあらすじを知っている方向けです
先ず私が解釈するギルガメシュ叙事詩登場キャラクターの相関図はこうなってます。
本によってはアヌ→アン、フワワ→フンババ、シャマシュ→ウトゥ、イシュタル→イナンナ、ドゥムジ→タンムズ。
あと「メソポタミアの民」と書いてますが、実際の地理を考えるとウガリットとかアッシリアの民かもしれません。
中盤に出てくるボスキャラ天牛=天の雄牛=グガランナ=エレシュキガルの夫かは不明。
多分毎度言うけど
ゆめうさぎはシャマシュ&イシュタルが双子兄妹という設定を重視し、彼らの親をシン&ニンガルだと思っているので、アヌはイシュタルの父親ではなく「パパ」です。
世界観
・人間は神を信仰している。
・神は地上にも来る。
・1ベール=だいたい10キロメートル。
・シャムハトは職業名だけど、1人しか出てこないし本名不明なのでキャラクター名扱い。
・死=冥界への強制移住。
ツッコミどころ1
2/3半神てどういう事??
ハーフとかクォーターならともかく3分2半神とは??
本の大半がウルクと主人公ギルガメシュの説明からだと思うのですが最初に???ってなるのが2/3半神ていう方は私だけじゃないと思います。
古代都市ウルクの初代王様メスキアグガシェルはシャマシュ神の息子と言われています。シャマシュは女神アヤと子供を儲けています。
その為ギルガメシュの曽祖父は100%神。
曽祖父や祖父エンメルカルの妻は不明。人間の可能性もアリ。
ギルガメシュの父親ルガルバンダは母親になるニンスンと結婚する事で神格化した神なので元々は人間に近い存在です。
恐らく祖父が50%神というハーフ。父親が25%神というクォーター。
女神ニンスン✖️クォーターの父親→ギルガメシュは75%神の半神=2/3半神なのでは?
ツッコミどころ2
野獣エンキドゥ相手に女の子を派遣ってどうよ
前半〜中盤がバトルものとなっているこの物語ですが、自分を鍛えてより強くなってとか、強い武器を手に入れてとかじゃなくて、相手を弱体化させるスタイル。
ギルガメシュが三大最高神達から知恵を授かりめちゃめちゃ頭がいい設定なので、先ず相手の弱点を突きにいくのはいいけど野獣相手に人間の女の子で色仕掛けとかドン引きですよ王様。
毎度思うけど1週間も野獣エンキドゥに愛を注がれたにも関わらず、すぐに彼の世話をするシャムハトさんが凄すぎる。プロ(娼婦)の域を遥かに超えているのでは??
彼女がいなければ、ギルガメシュVSエンキドゥ戦が怒ってもエンキドゥの勝利で終わったであろう(その為に作られた存在だし)って考えると、彼女はウルクの英雄だなって思います。
シャムハトさん凄い!
ツッコミどころ3
なんでギルガメシュが結婚式場へ?
弱体化したが知恵を得てヒトとなったエンキドゥ。シャムハトからギルガメシュ王の話しを聞くなり(王様に対して)怒ってウルクに行きます。
シャムハト…一体どんな言い回しだったか不明ですが絶対王様の事キライですよね(苦笑)
本によって言い回しがマイルドだったり省略されているのですが、このエンキドゥが怒る理由がギルガメシュ王の初夜権問題みたいです。どういう事かというと、、、。
民が結婚式を挙げる→王が新婦の初夜を奪う
だからギルガメシュ王は結婚式場へ出かけるそうです。そこをエンキドゥが待ち伏せしてバトルに繋がります。
( ゚д゚)この王様………マジでドン引きです。
被害者の会とか作れないだろうけど、心の中でエンキドゥを応援した民もいるだろうな。
せば
おまけ