突然降ってきて半日で書き上げたショートストーリー。というか日常の一面?
思いついたのものをパパッと書いたものですけど、全年齢だしメモに置いておくのももったいなぁとpixivにアップしておりますー。
この記事を編集しているときは、パスワードのメモを家に忘れまして、実現しませんでしたが近々ブログとpixivの連携をさせたいですね。
という事でpixivに載せた本文に裏話をプラスしてみました。暇な時にどうぞ。
フリーランス国際外科医+投資家。シェアハウスのオーナー兼住人。自称凛のかかりつけ医。
大学生+通訳・翻訳家。この世界では両親健在。妹桜の進学をキッカケに2人でシェアハウスにやってきた。
ギルは多分、母国で大事な人が亡くなったりとか、いろいろあって甘えん坊になっちゃったんじゃないかなぁ?
続きはないけど、きっとギルの母国で幸せな家庭を築くかと。
「あら、おはよう。お帰りなさい」
「あぁ…」
おはようと言うにはだいぶ陽が高い午前の共有リビング。
殆どのメンバーはとっくにそれぞれの職場や学校へ出発した。
現在ハウスに居るのは今日の講義は午後のみという凛と、母国から日本に戻ったばかりで今週は仕事を入れたくないギルガメッシュのみ。
「ん?何を飲む気だ」
ローテーブルの上には、水が入ったグラスと錠剤シート。
「何って最近飲んでるピルだけど?」
「処方した覚えも、申告された記録もないが?」
ギルガメッシュは苛立ちながら凛の隣に座る。ぎしりとスプリングが軋んだ。
「ごめんなさい。先週飲み始めたばかりなのよ…ってちょっと!ここリビングですけど!?」
ギルガメッシュがピルのシートを取り上げ自分のポケットに突っ込み、さらに彼女を押し倒しソファの上で組み敷く。
「何処のクリニックだ?まさか男じゃないだろうな?」
「医者がって事?いくら婦人科だからって別に女医でも男でもどっちでもよくない?」
凛は男を押し退けようと試みるがびくともしない。
「何処のだ?あぁ、いや何処のでもよい。医者は男か?女だったのか?」
「機嫌悪っ!」
凛としては男が不機嫌な事など既に慣れておりどうでもいい。ただ機嫌が直るまでピルを返してもらえないのは非常に困る。規則正しく飲まなければ効果が発揮されない薬だ。
「あぁ悪いぞ。1週間もここを離れたうえ時差ボケもあるからな。で?答えよ」
凛はバツが悪そうに視線を逸らす。
「男…」
「……(睨む)」
ギルガメッシュは無言で彼女の太ももに手をかけスカートの裾を捲り上げようとする。
「待って待って!男だけど見せてないから!オンライン診療なの!」
今流行りのオンライン診療。ビデオ電話によるカウンセリングのみでピルの処方が可能だ。
「お前にオンラインなど使えるものか。我のメールも1つたりとも返ってこなかった」
「う。それは、、、申し訳ございません」
凛はギルガメッシュからスマホを持たされているものの、全く使い方を覚えられず確率で電話に出られる程度。
メールの返信なんて無理。とてもビデオ電話を使えるとは思えない。
「桜とね、生理痛が重いって話になった時に2人でオンライン診療を使ってピル飲もうってなったの。毎日2人で確認し合えば飲み忘れもないでしょ?だから操作したのもだし、使ったスマホも桜のよ」
「………………」
遠回しに自分のスマホには履歴がない事を伝える。
じっと見つめ合い、男は彼女が嘘をついていないと判断すると、ようやく冷静になる。ただし、組み敷いた体勢は変えない。
「お前が、月のもので辛くしておったのは知っておる。確かに月経困難症に対してピルは効果的だ」
「でしょ?だから返し…!?」
ようやくピルを返して貰えると手を伸ばした凛だが、腕ごとソファに縫い付けられ唇を塞がれる。
「ん!ん〜」
「…………………」
長く深いキス。凛は頭すら身動きができず、彼が満足するまで黙って口内を貪られた。
「…ぷは。いきなり何すんのよ!?」
「相変わらず舌使いが下手で安心したぞ」
ギルガメッシュは凛が涙目で苦しんでいる様子を見て安堵する。
「失礼ね浮気したかってこと?浮気以前に付き合ってすらいないってのに!?あといい加減ピル返して!」
「返さん。没収だ」
「はぁ!?」
ギルガメッシュは額同士をくっつけるように頭を押しつけ彼女の動きを一切許さない。
「個人差はあるがな、生理痛は子を産む事で軽減する女が多いぞ」
「聞くけど私には関係ない話だわ。子供なんて…!」
再びキスをして彼女の口を塞ぐ。
「何なの?さっきから、怒るわよ!」
「凛」
「??」
その表情は、彼女にしか見えない。
けれども、そんな彼の顔を見た彼女の表情は固まった。
「我は、今すぐ欲しい」
おしまい。
今回心理描写を敢えて入れない事にしたので、読者の想像力が頼りです。
言葉足らずにする事で、これってこういう意味?それともあぁいう意味?ってなるようにして、どちらも正解ですよ。ってヤツ。
金凛は両方素直じゃないから言葉足らずにするのがいいかなってこうなりました。
最後にギルガメッシュが具体的に何を欲しがったのか。。。
ご想像にお任せです☆
魔術がない現パロですと凛みたいなハイスペックな子って、日本が合わないイメージ…なんですけど、妹・桜へのシスコンぶりは愉快なので桜が大人になるあたりまで日本で過ごして貰って、将来は海外へ行った方が好きに稼げるかなぁという妄想です。
海外なら学校も飛び級可能ですしね。
逆にギルガメッシュは、普段は自由にわがまましているイメージですが、根が真面目なのである程度年齢重ねたら地元で落ち着くイメージです。叙事詩のギルガメッシュだと前半は暴れ回っていますが、不老不死探求の旅から帰還して以来、城壁だけでなくアレだけトラブルになったイシュタルの神殿も完成させてきちんと安定的政治も行っていたようなので(その辺は戦争記録もない)最後は理想の王様なんですよね。
本当は続きの世界線も考えたいけど絶対全年齢で収まるわけないし笑
Fate公式未実装キャラのオンパレードになるからおしまい!
ちなみに元々は昔考えた恋愛リアリティ番組パロディネタです。
結末(最終的なカップリング)が決められずプロット書く時点でお蔵入りしました。
そこではギルガメッシュがシェアハウスオーナー兼住人
他にアーチャー、士郎、ランサー、セイバー、ぐだ子、桜、凛の8人暮らし。
恋愛リアリティなので共有スペースにカメラがある。
ギルは医師免許持ちの実業家。
アーチャーは料理研究家ユーチューバー。
桜がアイドルで、凛は彼女のドルオタですね。
アイドル桜を応援する凛。彼女の推し活を支えるアーチャーの構図好きです。
あとセイバー側で仕事を頑張る士郎。彼に片想いする桜の構図。
矢印つけると ギル→セイバー→士郎←桜←凛←アーチャー(←ザビ子) かな?
さて。気分転換したし書きかけ小説の続き書きます。
せば